緊張をとるエクササイズ

緊張やあがり症の克服に向けたカリキュラムで、人前に出ると理性的で真面目になり萎縮してしまう考え方を変え、より自由で楽しくリラックスした状態を体験し、人前で表現する事に対する恐怖心や照れをとり、感情のコントロールを学びます。

1.会議室でも出来る!スピーチ直前の緊張をとる
2.ブレスワーク
3.意識の方向と配分を考える
4.聞き手から意識をそらす
5.楽しみやすくして緊張をとる
6.集中力が緊張を忘れさせる
7.脳を本気モードにさせる
8.リラックスを深めて緊張をとる

1.会議室でも出来る!スピーチ直前の緊張をとる

スピーチの直前、手に「人」と書いて飲む真似をしたり、「緊張してない」と自己暗示をかけたり、深呼吸をしてもあまり効果がなかったはず。さらに「緊張するのは性格のせいだから性格を治せば緊張が取れるはず」と言ってもそんな時間はありませんよね。スピーチ直前の緊張には心と身体の相関関係を利用して強制的に緊張を取ってしまいます。大きな動作は必要ありませんので、会議中自分の発表の順番を待っている間に出来るおすすめエクササイズです。

2.ブレスワーク

意識的な腹式呼吸を練習します。緊張による声の震え、息が上がり苦しくなり話せなくなる状況を改善するエクササイズを行います。
スピーチの息継ぎで、最初は腹式呼吸を意識していたつもりが、緊張から肩に力が入り、胸式呼吸に戻ってしまい、最後は苦しくて話しが続けられなくなってしまいます。練習では意識的な腹式呼吸のブレスワークで緊張した時でも戻らない様に身体にインプットさせます。

3.意識の方向と配分を考える

スピーチが進んで行くうちに、緊張がとれてノッてくる方がいる一方、徐々に緊張が強くなってしまう方がいます。緊張が強くなってしまう人は概ね意識が後ろ向きで、今話した表現に対して反省をしてしまう癖があると思われます。無意識で出来ていた事を意識で確認すると気持ちが冷め、聞き手に意識が向かってしまい、緊張が一気に高まります。意識の方向と配分を考えた練習で緊張をコントロールします。

4.聞き手から意識をそらす

緊張に対する観点から「聞き手と交流」するのか「聞き手から意識をそらす」のか、という問題があります。例えば、舞台で演じる俳優は観客からのプレッシャーで緊張し、能力を発揮できないと言います。緊張は彼らにとって職業病のようなものですが、スピーチやプレゼン以上に感情を表現する演技には影響してしまいます。そこで俳優たちは観客から意識をそらし、舞台上で多くの観客を前にしていても自分の部屋で一人で対象に没頭しているような感覚になるための訓練をしています。私たちのスピーチやプレゼンでも過度に聞き手を意識してしまう人には良い練習となります。
一方、聞き手との交流がないと成立しない場面もありますが、その場合は「交流の落とし穴」に注意します。聞き手の好意的な反応(頷きなど)が得られないと焦りが生じ、不安が高まり緊張に繋がります。「聞き手の同意」を求め過ぎないことが重要です。しかし、準備段階では聞き手の理解に配慮した表現や構成をしっかり考えますが、実行段階では「理解・同意してくれるかは聞き手の問題」と考えを切り離し、楽観的に行います。

5.楽しみやすくして緊張をとる

スピーチ練習だけの直接的な練習だけでは緊張はとれません。楽しみながら理性を緩め、感情を開放します。この「楽しみながら・・・」という感覚が理解できない人は「一見効果がありそうなハードルが高い練習」で「手ごたえ」を得ようとしますが、心に対しては無理強いになり、脳はストップし、問題は更に難しくなります。練習では「手ごたえ」を求めず「そういえばそんなに緊張してなかったかな?」くらいの気楽さで良いのです。

6.集中力が緊張を忘れさせる

緊張はムリヤリとろうとすると更に強くなってしまいます。感情は直接コントロールできないからです。スマホゲームで遊んでいる時は時間の経つのも忘れてしまう様に、対象に意識がしっかり集中出来ている時は、緊張に意識が向かっていません。エクササイズでは身体的行動から間接的に感情に影響を与え、気付いたら「そういえば緊張してるの忘れてた!」という感覚を体験していただきます。また「緊張する時としない時があるのはどうして」と質問を頂くことがありますが、これは「集中出来ている時と出来ていない時がある」という事なのです。偶然集中できる対象が来てくれた時は緊張に意識が向かわなかっただけで、次のスピーチでも来てくれる保証はありません。何を対象とし、それにどう集中するのか具体的に練習します。意識的に対象に集中する練習で本番での成功率を上げていきます。

7.脳を本気モードにさせる

子供がどうしても欲しいオモチャを買ってもらおうと必死で母親を説得している時や好きな相手をデートに誘おうとしている時、脳は本気モード状態です。どんな言葉で、どんなロジックなら理解してもらえるのか?とすごい集中状態で当然緊張への意識は低い状態です。エクササイズで脳を本気モードに切り替える練習を行います。

8.リラックスを深めて緊張をとる

リラックスは意識的な集中が伴う事で深くなり、自意識と緊張から解放します。スポーツの世界では「ゾーン」、演劇の世界では「サモチューフストビエ」と言われ、対象に集中していながら、同時にリラックスしている深い集中状態の事です。スピーチやプレゼンでこの状態に意識的に入る事が出来れば、表現に差が出てきます。

 

カリキュラムは都合により予告なく内容の一部が変更される場合がありますのでご了承下さい。