緊張をとる

エモーショナルスピーカーおすすめの本は、伊藤丈恭さんが書いた「緊張をとる」です。私は緊張やプレッシャーで行き詰っていた時、「俳優は舞台での緊張をどうやって克服しているのだろう」と疑問に思ったことがありました。書店の演劇関連のコーナーをのぞいていた時、そのストレートなタイトルとイラストに興味を惹かれ、手に取ったのが伊藤さんの「緊張をとる」でした。プレゼンを控え困っているサラリーマンの「男」に元大物女優で今はスナックの「ママ」が演劇的アプローチでユーモラスに指導するという内容です。物語の途中「男」が密かに憧れる会社の女子社員「先輩ちゃん」が加わり、スナック「とらのあな」で繰り広げられる3人のコミカルで、時にシリアスなやりとりと「緊張をとる」ためのエクササイズの数々。
物語の中で「ママ」が指導するエクササイズは、演技訓練法として知られるスタニスラフスキーシステムやメソッド演技です。緊張など心や内面に関することは直接操作できないので外から影響を与え「誘導」するという考え方がベースになっています。
「緊張は直接とられへん。じゃ、身体を疲れさせて緊張をとろう。楽しみやすくして緊張しにくくしよう。他への集中力を上げて緊張を忘れさそう。みんな直接違うやろ。外堀からやるねん」
「集中してる状態ってノッてる状態やで」
「興味のある対象があるから集中できる。集中したら緊張せえへん。つまり緊張をとるために興味のある対象が必要やねん。メッチャ外堀」
「あんたは緊張が全部とれなアカンと思ったやろ。最初は誰でも緊張しながらできていくもんやん。全部とれなアカンって思うから、緊張しながらでもできるっていうチャンスを逃しててんで」
最高に論理的な「ママ」のレッスンをあなたも是非!

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