2020年1月4日

新年あけましておめでとうございます。昨年は皆様に大変お世話になりました。本年も皆様のお役に立てるワークショップになるよう努めて参りますのでご支援の程よろしくお願い致します。

今回は新年最初のワークショップですが、早速熱のこもったスピーチを聞かせて頂き、エモスピも元気を頂きました!
さて、ある人事採用責任者をされている参加者様からのお悩みで、本番になると頭が真っ白になってしまい、入念に準備した原稿でも言葉が出て来なく困っている、というものでした。しかし緊張はしていないとおっしゃっていました。う~ん、普通は緊張が原因の事が多いのですが・・・。お話しを伺ってみると準備したものをキッチリ再現したいという意識が非常に強いようでした。また、同僚や部下の評価が気になる。もっと言えば聞き手ではなく、それらの人達の評価がスピーチの目的にさえなっている気がすると言います。エクササイズでは集中の対象を内容や表現に置き、それに対して主観的に没頭できる意識の作り方を繰り返し行いました。集中が途切れると客観的なもう一人の自分が気持ちを冷めさせてしまいます。私達は一瞬の判断で表現や言葉の選択をしています。もちろん準備をシッカリするのは大事な事です。しかし、本番では作ったものをそのまま原稿通り正確に話すのが目的ではなく、伝えたいポイントを絞りメリハリを付けて聞き手に届ける事が目的です。そのために表現力と創造的なインスピレーションが必要で、そこに集中する事が重要なのです。
参加者様からは今迄の自分の思考方法とは全く違ったアプローチで「目から鱗」と大変お喜び頂きました。近く本番が予定されていると仰っておりましたが、是非今日の調子で頑張って下さい!